あでやかな花容で人々を魅了するシャクヤク。豪華な大輪の花は、和洋いずれにもよく合います。
その楽しみ方と観賞と栽培のポイントを調べていきましょう。
ボタンと入れ替わるように咲く
ボタンが咲き終わると、それに続いて咲くのがシャクヤク。5月の晩春を彩ります。
どの品種も一季咲きで、長期間は咲きませんが、
ボタンよりは花もちがよく、1週問から10日は花が楽しめます。
品種により早生(4月中旬ごろから開花)、中生(5月上旬ごろから開花)、晩生(5月下旬ごろから開花)
があるので、この3タイプの品種を1品種ずつ植えれば、
1か月ぐらいは続けてシャクヤクの豊麗な花を楽しむことができます。
花が咲いたら
開花中は花を十分に観賞しましょう。庭植えなら、水やりも肥料もまず必要ありません。
鉢植えは日当たりに置きますが、花を少しでも長くもたせるために、
雨や強風のときは軒下に移動させます。また、表土が乾き始めたら
水をたっぷり与えることを忘れないようにします。肥料は不要です。
切り花にしたい場合、切る花茎数は全体の2割ぐらいにとどめます。
花つきの茎を地際から多く切ってしまうと、株が衰弱してしまうからです。
花が終わったときも花首のところで花がらだけを摘み、葉は残します。
花がらをそのまま放置すると、結実して株の育ちが悪くなり、
翌年の開花に悪影響が出ます。
花が終わったら、すぐにお礼肥を施します。
庭植えのものには、1株当たり湯飲みに半分ぐらいの化成肥料(N-P-K-=-8-8-8など)を、
株のまわりに施します。鉢植えのものには、固形の発酵油かす(8〜10号鉢で7〜8個)を置き肥します。
発酵油かすの代わりに、庭植えと同様の化成肥料を茶さじ3杯ぐらい施してもかまいません。
花つきの鉢植えを買ったときはボタンは仕立て込んだ鉢植えが開花期に店頭に並びますが、
シャクヤクはほとんど見かけません。ときどき開花期に園芸店に出ているシャクヤクの鉢植えは、
株分けした苗を前年の秋に鉢に植えた、いわばインスタント仕立てのもので、
だいたいが小さすぎる鉢に植えられています。
このような鉢植えは、そのまま花を観賞し、花が終わったら花がらを摘んで、前述のようにお礼肥を施します。
鉢は小さいのですが、生育期に鉢替えをするとかえって株が傷んでしまいます。
10月になったら新しい培養土で必ず植え替えをしましょう。
ただし、今年の生育期には十分に成長できていないので、翌年は花が咲かないかもしれ
ません。2年後には開花するでしょう。
日陰地など日の当たらないところでは、シャクヤクは花つきがきわめて悪くなります。
なるべく日当たりのよいところで育てるようにします。
少なくとも半日以上は日の当たるところを選びます。
よい場所を選んできちんと施肥をすれば、庭植えなら10年近く植え替えなくても大丈夫です。
シャクヤクはかなり肥料食いです。ほかの草花同様の施肥量では、
枯れはしませんが花つきが悪くなります。10月の元肥、春の彼岸の芽出し肥、
花後のお礼肥を必ず施します。
庭植えの元肥は、有機質肥料(1株当たり堆肥か
乾燥牛ふん7、鶏ふん3の配合をバケツ半杯と骨粉を湯飲み半杯)を、
芽出し肥とお礼肥は化成肥料(N-P-K=8-8-8を湯飲み半杯)を施します。
鉢植えの場合、元肥は肥えた土で植え替えるだけで、必要ありません。
芽出し肥、お礼肥は固形の発酵油かす(8〜10号鉢で7〜8個)を置き肥します。
ボタンと異なり、シャクヤクを鉢で育てるのは、かなりやっかいです。
鉢植えは肥料不足になりやすいので株が太らず、結果として花つきが悪くなります。
鉢植えで楽しむなら、あらかじめ肥えた培養土を用意し、しかも大きな鉢に植えないとよく育ちません。
普通の草花では、4号ポット植えの苗なら5〜6号鉢に植えますが、
シャクヤクの場合、少なくとも8号鉢に、2年目からは10号鉢に植えたいものです。
シャクヤク栽培の5つの秘訣
| 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
| 主な作業 | 花がらみ 摘蕾 |
植付け 植え替え |
||||||||||
| 肥料 | お礼肥 | 元肥 | 寒肥 | |||||||||
| 水やり | 水は控えめに | |||||||||||
花王と呼ばれるボタン。その花の大きさと豪華さは、ほかの花木を圧倒します。そのボタンを見事に
咲かせてみましょう。
ボタンの栽培暦
| 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | |
| 株の状態 | 開花 | 葉が黄変 | 花芽成長 | |||||||||
| 肥料 | 化成肥料 | 化成肥料 | ||||||||||
| 主な作業 | わき芽かき | 植えつけ | 剪定 | 石灰硫黄合剤 を散布 |
||||||||
| TOP |
菊の挿し芽
菊は宿根草ですが、挿し芽をして、育てます。その理由は2点あります。
1.株の若返り・・・・秋に花が終わるころ、株元から地下茎を伸ばし始め、その先端から芽をのばします。
この芽を”冬至芽”といいます。この芽をそのまま育てると、秋の開花期のころ
下葉から枯れこみ汚くなります。それは、冬至芽とともに出た根が、秋までには
衰弱してしまうからです。これを防ぎ、株を若々しく保つのが、挿し芽の第一の理由です。
2.病気を防ぐ・・・・菊の葉を枯らす病気は多く、この病原菌は株元で越冬します。
冬至芽はこの病原菌の中から芽を出しているようなものですので、病菌に侵されやすく
そのまま育てると病害がはげしくなります。
しかし、春に伸びる新芽はこの病菌に侵されていないので、これを使って挿し芽苗を
つくれば、病菌の少ない苗がえられ、病気の予防になります。
簡単な挿し芽の方法
時期・・・・4月〜5月まで
高性種や遅咲きは遅めに、丈の低い品種や早咲き種は早目に挿し木をします。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 冬至芽から新芽が 伸び出した菊の株 |
新芽の先端から 10cmほどのところ をハサミで切って 挿し穂にする |
切り取った挿し穂 | 挿し穂は水に1〜2 時間つけておけば 根つきがよくなる |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 挿し穂を葉先から 7〜8cmの節の 下でもう一度切り 直す |
下から1〜2枚 の下葉を取り除く |
調節した挿し穂 切り口が乾かない ようにする |
鉢の内壁部に沿って 割り箸でさし穴をあけ 2cmの間隔で 深さ2cm位にする |
作業後、腰水で水を 与える。発根までは 日陰の場所に置き 鉢皿の水を切らさない ように水を補給する |
母の日の花
カーネーション、ナデシコ、セキチクはいずれも、同じ仲間です。
カーネーションとナデシコ類のいろいろ
| 種類 | 性質 | 開花期 | 草丈 | ふやし方 | |
![]() |
矮性カーネーション | 一季咲き 花が終われば次は 咲きません |
5〜6月 | 20cm | タネ 8〜9月に蒔く |
![]() |
ジャンボカーネーション | 四季咲き 花後、花がらみを 摘み、切り戻しを すれば、再び花が 咲いてきます |
5〜10月 | 50cm 切花 |
タネ 8〜9月に蒔く |
![]() |
テルスター系ナデシコ | 四季咲き 花後、花がらみを 摘み、切り戻しを すれば、再び花が 咲いてきます |
5〜10月 | 20cm | タネ 8〜9月に蒔く |
![]() |
美女ナデシコ | 一季咲き 花が終われば次は 咲きません |
6〜7月 | 60cm 切花 |
タネ 8〜9月に蒔く |
母の日の鉢植えのカーネーションのほとんどのものが、矮性カーネーションです。このカーネーションには少し
難点があります。蕾をたくさんつけた鉢植えのものは、時々花が咲かず、蕾のまま終わってしまう事があります。
これは、株の大きさに比較して、蕾の数が多すぎる事が原因です。ある程度待って、咲かないようであれば
思い切って、1/2か1/3の蕾を取り除くとうまく、咲くことがあります。
もう1つの原因は、肥料不足かもしれませんので、液肥を続けて与えてみる。
うまく咲いたら、日当たりのよい、場所に置きましょう。土が乾くまで、水は与えません。
1週間に1度液肥をあたえます。置き肥より液肥のほうがよい。
四季咲きのカーネーションの 鉢植えは管理次第です。ちょっとしたコツを覚えて、
大切に育てましょう。まず「カーネーションは太陽と風が大好き。でも高温と多湿が嫌い」と、
覚えておいてください。
ですから、置き場所は戸外。日当たりと風通しがよく、
多湿を避けるために、雨が当たらないベランダや軒下などがよいようです。
室内に飾る水やりは、鉢土を触って乾いているのを確かめてから、
鉢底穴から水が流れ出るまでたっぷり与えます。
乾いていないのに水やりすると、土が多湿の状態になり、
根腐れ花や葉に水がかかると、蒸れて病気が発生しやすくなります。
注ぎ口の細い水差しなどで、直接鉢土に与えましょう。
1週間に1回液肥を水やりの代わりに与え、
咲き終わった花は摘み取ると、最後のつぼみまで楽しむことができます。
さて、さらに手入れをすると、9月ごろ、もう一度花を咲かせることができます。
切り戻しをして、植え替えをしり切ってしまいます。
こうすると葉の付け根にある芽が伸び、新たな花芽ができます。
植え替えは地上部の成長を助けるため。地下部の根にも、
新たに生育できる余地を作ってやります。
5号(直径15cm)鉢の場合は、ひと回り大きな6号(直径18cm)鉢を用意。
鉢を外します。鉢の側面を軽くたたくと、鉢が抜けやすくなります。
根鉢(根とその周りの土)は崩さず、市販の草花用培養土(元肥入り)で植えつけます。
高温多湿の時期ですから、午後の強い日射しは避け、風通しのよい、涼しい場所で育
てましょう。水やりを忘れず、1週間に1回の液肥を与え続けましょう。
| TOP |
ミニバラでは次の花を一斉に咲かせたい場合は、すべての花が終わったら全体を一度に切り戻します。
次々と花をつけたい場合は花が終わった枝のみ切り戻します。切り戻した枝で、挿し木をすれば、新しい
株を作れます。
| ミニバラの選定・・・・花後 | |||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 花が終わったミニバラ | 次の花を一斉に咲か せるなら、全ての花 が終わったら一度に 全体を切り戻す |
切り戻す事で、枝数 が増え、次の花芽の 発生を促がし花数を 多くできる。 |
次の花を次々と咲か せる場合は花が 終わった枝から順次 切り戻す。 |
・肥料は固形でも液体でもかまいませんが、液体肥料は1週間に1回施します。肥料欠乏にならないよう
注意しましょう。
気候が涼しい北海道や高冷地では,ブルーの色がとても鮮やかです。夏の湿度に弱く、うまく梅雨や夏を
越せません。 ここでは、夏越しの方法を知って上手に育てましょう。
夏の対策は、深めの鉢植えか、ハンキングバスケット植えです。
・水はけのよい土を選ぶ事が大きなポイントです。
・鉢は必ず、深いものを選ぶ。
花つきで買った株は、花後は切り戻しをしてから二回り大きな深鉢に植え替えるか、ハンキングバスケットに
して、夏を上手に越させるようにする
日当たりと風通しのよい場所を好む。花は分枝した茎から次々と蕾をつけます。こまめに花がらを摘むことが
大きなポイントです。肥料は液肥を1週間に1度は必ず与える。
冬は屋外の日当たりのよい場所で管理する。これで花芽が出来ます。
夏の高温が苦手な二ホンスズラン スズランは北半球の温帯から亜寒帯地域に自生するユリ科の宿根草で、
わが国にも自生しています。特に北海道が有名で、低地部に群生が見られます。
本州でも亜高山帯に野生地があります。これらわが国原産のものは、ニホンスズランといわれ、花は小輪で花つきはやや粗く、
夏の暑さが苦手なので少々育てにくいといえます。
育てやすいドイツスズラン ヨーロッパ原産のものは、ドイツスズランの名で園芸的に栽培されて市販されています。
こちらのほうが花つきがよく、やや大輪で香りが強く、丈夫で栽培しやすいといえます。そこで、市販のものはほと
んどがこのドイツスズランです。
スズランの品種 変わった品種では、淡桃色花のモモイロスズランや、斑入り葉となる斑入りスズラン、
八重咲きスズランなどもありますが、ほかの草花のように改良品種はあまりありません。
花を咲かせるのに大切な日光量
こホンスズランが自生地に咲くイメージが強いためか、スズランは森林下の日陰に育つ植物と考えている人が多いようです。
そのため、花壇や庭で育てる場合に日陰地を選んで植えつけているケースも多く見られます。しかし、日陰地では
株がふえるものの、花は少ししか咲きません。花立ちをよくするためには、半日程度は日が当たる場所で育てるのがポイントです。
高温による株傷みの心配がない冷涼地などでは、終日、日が当たってもかまわないほどです。
入手の方法 多くは、3〜4月に花つきのポット仕立てで出回ります。花が終わったら、庭に下ろしたり一回り大きな鉢に
植え替えたりします。促成栽培したものは冬の闇から売られていますが、この場合には、花後の3月ごろに植え
つけましょう。
地下茎(ピップ)
地下茎の先端のふくらんだ芽がピップ(pip)。大きいも
のは花芽をもっているので、株分け(10〜11月)し
て植えつける際の目安とする
スズランは、一度植えつけて手入れすれば、年々地下茎が広がって、集落状に茂り、よく花を咲かせる、
手のかからない宿根草の一つです。
小型でよくふえるので、カバープランツとしても適しています。
植えつけ場所
花つきをよくするために、半日程度は日の当たる場所を選びます。植えつけ場所には、腐葉土を多めに混ぜ込んでおきます。
植えつけ方
鉢やポリ鉢仕立てのものは、花後3〜5月に鉢から抜いてそのまま植えつけます。
植えつけ後にたっぷり水を与えておきます。植えつけ後1週間ほどで根づきます。
日常の手入れ
その後は、水やりの必要はありません。根づいた株には、等量化成肥料(N・P・Kが各7〜8%のもの)を、1株当たり盃に軽く
1杯ぐらい、株のまわりにばらまいて追肥とします。すでに、庭植えになっているものも、花が終わったらすぐに同様に
追肥を忘れないようにします。 花後から秋まで茂る葉を切ると株が太らないので、絶対に葉を切ってはいけません。
また、土の乾きを防ぐために、株元に落ち葉やバークチップでマルチングをすると効果的です。
病害虫の防除
害虫はあまりつきませんが、葉に黒点が出て、葉を枯らす斑点病は早めにべノミル剤を散布して防除します。
このはか、乾燥地では白絹病で株枯れすることがあるので、マルチングなどで土の乾きを防ぐようにします。
ふやし方
地下茎によってふえます。11月か2〜3月に株を掘り出して株分けします。地下茎の先端にあるピップのうち、
大きな花芽があるものを選んで地下茎を切り離して植えつけます。花後に株分けしても、けっこう育ってくれます。
開花期に問近で花を楽しめる鉢植え
スズランの花芽は低温で育つので、鉢植えは開花まで戸外で管理します。開花した鉢や購入
した株を室内に飾って観賞する場合には注意が必要です。窓辺に飾って楽しむ場合は、高温で傷まないように
窓を開けて空気の流通を図ったり、温度が上がりすぎない場所に置きましょう。
花後の植え替え
市販のものは3〜4号程度の小鉢植えが多く、そのままでは株が太りません。
花が終わったら5号ぐらいの鉢に赤玉土小粒6、腐葉土4の配合土で植え替えます。この際、花つきをよくするために、
リン酸分の多い緩効性化成肥料を1鉢分の土に茶さじ2杯ぐらいを混ぜておきます。
日常の手入れ
半日程度日が当たる場所に置きます。9月ごろまでの間、液体肥料を月2〜3回施します。
鉢土の表面が乾き始めたらたっぷり水を与えます。夏の間は特に乾きすぎないように水やりを忘れずに行います。
冬は葉が枯れていて、とかく水やりを忘れがちになりますが、この間も3日に1回はたっぶりと水を与えます。鉢土が
凍っても差し支えなく、寒さに当てたほうが花芽がよく育つので、冬は戸外に置いて冬越しさせます。
病害虫の防除、ふやし方
庭植えと同様に行います。
やわらかい日ざしをたくさん当てる
日中は最低でも半日以上日光を当てます。5月になると日ざしが強くなってきますので、
日ざしが強い日には多少日ざしを遮ったほうがよいですが、やわらかい日ざしは一日中たっぷり当てます。
夜間は地域によって遅霜があると思いますので、その心配がある場合は木陰や軒下、または室内へ取り込むようにします。
日ぎしの強まる5月、乾燥に注意!
この時期は、生育もおう盛なので鉢土を乾かしすぎないよう注意します。鉢土の表面が乾き始めたら鉢底から水が
流れ出るくらいたっぷり与えます。天候により鉢土の乾き方が違うので、常に株の状態に注意しましょう。
生育が盛んな時期二肥料はたっぶりと 枝を元気に伸ばし、花をいっぱい咲かせるこの季節は肥料をたくさん吸収します。
生育おう盛なときにはチッ素、リン酸、カリが同じ割合で含まれた液体肥料を、標準倍率の2倍に薄めて水やり代わりに施しましょう。
病害虫は早期発見、早期防除がいちばん
花をきれいに咲かせるためには病害虫の防除が重要です。
害虫は、コナジラミ、アブラムシがよくつきます。卵を産みつけられて増殖してしまう前に防除しましょう。
薬剤をあまり使いたくない方は、化粧石けんの100〜200倍液を葉の裏にも十分かかるように散布してみてください。
虫の気門を石けん液がふさぎ、殺虫効果があります。ただし、そのままにしておくと葉の気孔までふざいでしまい、
害を生じてしまうので、散布後30分ぐらいを目安に水をたっぷり散布し、石けん液を洗い流します。
枯れてしまった葉や、黄変した菓、斑点の出てしまった葉は早めに取り除きましょう。
フクシアは枝を元気よく伸ばし、その枝先にたくさんの花をつけます。
ふっくらした満開のフクシアに仕上げるためにはこまめに摘心を行い、たくさん枝を出させて菅をいっぱいもたせます。
努定は枝を出させて花をいっぱい咲かせるためと、樹形を整えるために欠かせない作業です。
フクシアは柔らかい芽を伸ばし、木質化する性質があります。この性質を生かし、品種差はありますが、支柱などを使って思いどお
りの形に仕上げることができます。
ハンギング
フクシアは、完全に直立性の品種を除いて、ほとんどの品種がハンギングで楽しめます。株立ち状に仕立てるより簡単で
見事な株になります。
地面からの放射熱や、日光の照り返しを弱くするハンギングは、暑さが苦手なフクシアにはおすすめの仕立て方です。
ハンギングには、枝が柔らかそうな這い性品種を選びましょう。より見事なハンギングにするには、
さし木から1か月ぐらいの小苗のころから摘心を3〜4回は行い、仕上げ鉢に植え替えたあとは枝を伸
ばすだけにして花をいっぱい咲かせます。
植えつけまでに摘心を3〜4回繰り返す

1鉢に数株一緒に植え込むとより豪華になり、早く仕上がる

さし木から4か月後の苗4株を1鉢に植えつける

植えつけ完了

植えつけ後2か月経過

植えつけ後4か月経過
夏が苦手なフクシア暑さ対策を
フクシア (アカバナ科フクシア属) は園芸品種の親になる原種の多くが涼しい高山に自生していたため、
暑さを嫌います。 日本では、梅雨から、梅雨明けのカラッと暑くなるころ、残暑の厳しい9月ごろまで、
特に注意が必要です。できるかぎり涼しい環境をつくつて夏を乗り切りましょう。
涼しく、風通しのよいところに置く
フクシアは明るい場所を好みますが、暑さが苦手なので、夏場の日照は強すぎます。盛夏は太陽の直射を避け、
風通しのよい半日陰のところで育てます。木陰や軒下、または60〜70%程度遮光できる寒冷紗やネットの下などがよいでしょう
また、コンクリートやアスファルトの上は日光の照り返しが強く、日が陰っても熱が下がらないため、放射熱で株を傷めます。
光がない夜間での高温が最も株を傷めてしまうので、これらの場所は避けたほうがよいでしょう。
どうしてもほかに場所がないときは、打ち水や、日が陰ってからの葉水などで多少の効果があります。
こまめに様子を見て、水切れに注意
鉢土が乾きやすい夏場は、こまめに水やりします。一番暑い昼どき(目安としては午後1時から3時ごろまで)を避け、鉢土の表面
が乾き始めたらたっぷり与えましょう。鉢が小さめだったり、根がよく回っていたりする株は、その日の気候や環境によって
1日に2〜3回水やりしなくてはならない場合もあります。朝、夕方は必ず様子を見て、日中の一番暑いときに水切れを
起こさないよう注意します。
肥料を忘れずに。衰えた株には水だけを
チッ素、リン酸、カリが同じ割合で含まれた液体肥料を標準倍率より薄めて
毎日、または1〜2日おきに施します。暑さで極端に衰えてしまった株は肥料を控え、水だけを与えるようにします。
害虫は、増殖する前に防除を
暑い時期の薬剤散布は薬害を生じやすく、なるべく行わないようにします。
害虫の防除には、葉の裏を水で洗い流すと効果があります。